デジタルカメラの選び方
デジタルカメラをはじめてみようかな、かってみようかな、
という人にむけてお話しします。
よく、「おすすめのカメラは?」という質問があります。
回答は、「用途次第」です。
色々な種類があって、それぞれ長所があります。
では、ポイントごとに考えてみてください。
選ぶポイント1、写真を撮れる速さ
この項目では、「何を撮るか」ということを念頭に、
写真を撮れる速さに着目します。
そもそもデジタルカメラには、
一眼レフという、中にミラーがあるものと、
ミラーレスという、中にミラーのないものがあります。
★ミラー「あり」の特徴
このように、ファインダーを覗いた時に鏡に反射させて、目にみえます。
ということは、リアルタイムで像がみえるということです。
つまり、動く被写体に強いです。
具体的にいうと、子どもや動物などに適しています。
私は運動会を撮る仕事のときや、水族館でイルカのジャンプを撮りたいとき、
この一眼レフを使用します。
★ミラー「なし」の特徴
このように、機会を通して電子的にモニタやファインダ内のモニタに映し出されます。
ということは、リアルタイムではありません。
電子的に伝達している分、タイムラグがあります。
これはどういうことか、簡単に体感できます。
スマホのカメラも中にミラーが入っていません。
カメラ画面で素早く動かしてみてください。
機種によってはめちゃ早く動かしてみてください。
動かした動作と、実際映し出される像には、タイムラグが生まれます。
そのため動く被写体には適していません。
私は仕事ではなく、プライベートで使用します。
景色やお花を撮るのが好きなので、一眼レフである必要がないからです。
選ぶポイント2、レンズ交換を楽しみたいか
★レンズ交換ができるタイプ
一眼レフカメラとミラーレス一眼カメラは、
レンズを取外して交換することができます。
どんなものがあるかというと、
ズームのできるズームレンズとズームはできない単焦点レンズがあります。
それぞれ様々な距離のものがあり、用途によって交換します。
たとえば、近くに寄って撮りたいときは、24mm程度を選び、
遠くを撮りたいときは300mm程度を選びます。
また、レンズはそれぞれF値という解放できる値が違います。
これは明るさやボケ具合に関係があります。
そのため、レンズ交換ができる一眼レフやミラーレス一眼では、
距離とF値をかんがみて選びます。
★レンズ交換できないタイプ
ネオ一眼という一眼レフと似ているカタチのコンデジは、
レンズが内臓されていて、取り外して交換することはできません。
そのため、カメラをかう時点で距離とF値が決められてしまいます。
ただ、コンデジでは多くの場合たくさんズームできるものが多く、
近くから遠くまでマルチに撮れるものが多いです。
選ぶポイント3、重さと大きさ
正直、この「重さと大きさ」というポイントが一番大切です。
なぜなら、重すぎる・大きすぎるものを選ぶと、
持ち歩くのがおっくうになり続かないからです。
一眼レフカメラでは、大きくて重いモデルが多いです。
買う前に、必ず操作感などお店で確認すると良いです。
店員さん同意が得れれば、ぜひ少し持ち歩いてみてください。
ミラーレス一眼は、一眼レフに比べたら軽いモデルが多いです。
コンデジは、圧倒的に小さくて軽いです。
私は普段コンデジを持ち歩きます。首からぶらさげています。
安い買い物ではないので、買って使わなくなってしまうのはもったないです。
「気軽に」持ち歩けるかということをぜひ考えてみてください。
まとめ
デジカメを買いたい方は多くの場合、
「スマホより良い画質で撮りたい」と思っているはずです。
選び方の順序として、最初に画質から考えてしまうと、
使用のイメージがつかないまま高い買い物をしてしまう危険性があります。
そのためぜひ、この記事のポイントを先に考えてみてください。
そして絞れた条件の中で、お財布と相談しつつ、
一番画質の良いものを選ぶと良いでしょう。
ちなみに良い画質とは、
撮像素子とよばれるものが大きいほど、画質が良いです。
比較の仕方としては、欲しいカメラを検索して、
撮像素子(あるいは撮像画面サイズ)という項目の、
「●●×●●mm」という面積の大きさを比べてください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。