【シャッタースピードとは】ゆる〜く、カメラの理解を深めませんか「その3」
カメラ・写真に関する専門用語、「シャッタースピード」についてお話しします。
「シャッタースピード」は「shutter speed」と書くので、
「SS」と略すことができます。
「シャッター速度」といったりもします。
シャッタースピードとは?
露出を決める4つの要因のひとつです。
環境の明るさ・絞り・ISOと関わり合いで決まります。
シャッタースピードだけで露出が決まるわけではありません。
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名前の通り、シャッターのスピードを表わします。
シャッターボタンを押すと、
シャッターが開いて、光や像を取り込むことが出来ます。
このシャッターを
ゆっくり開けるのか、素早く開けるのかを調整することが出来ます。
シャッタースピードの調整
シャッタースピードを調整する時は、
よりゆっくりシャッターを開閉するとき→「シャッタースピードを遅くする」
より素早くシャッターを開閉するとき→「シャッタースピードを速くする」
と表現します。
シャッタースピードが遅いとどうなるのか
ゆっくりシャッターを開閉する=開いている時間が長いということです。
そのため、光を長く(多く)取り込むことができます。
つまり、写真が明るくなるわけです。
そして、動く被写体を撮ったとき、
シャッタースピードが遅いと、被写体は流れて映ります。
これを、「ぶれる」と表現します。
つまりシャッタースピードが遅いほど「明るく」なり、
それに比例して「ぶれやすく」なるというわけです。
シャッタースピードが速いとどうなるのか
素早くシャッターを開閉する=開いている時間が短いということです。
そのため、光を短く(少なく)取り込むことになります。
つまり、写真が暗くなるわけです。
そして、動く被写体を撮ったとき、
シャッタースピードが速いと、被写体は止まって写ります。
つまりシャッタースピードが速いほど「暗く」なり、
それに比例して「止まりやすく・ぶれにくく」なるというわけです。
シャッタースピードの数値
シャッタースピードは数値で調整します。
写真を撮る時の音は「カシャ」っと一瞬ですよね。
つまり、ほとんどの場合1秒もありません。
(カメラによっては1秒以上にする設定で撮ることもできます。)
数値ごとにシャッターをきる長さが変わり、その分音が変わります。
カメラが手元にある場合は、試してみてください。
1秒もないので、1/30秒のように分数で表わします。
ですがカメラ上で分数を表示するとかなり場所をとってしまいます。
そのため、「1/30秒」の場合は、
Canon一眼レフの場合↓の赤丸の位置に「30」と分母だけ表示されます。
★シャッタースピードを1/30秒よりも遅くする場合は、
数値を→1/25→1/20→1/15のように大きくします。
(分数なので、分母が小さいほど値が大きくなります。)
このときカメラの表示では分母だけなので、
→25→20→15のように表示されます。
★シャッタースピードを1/30秒よりも速くする場合は、
数値を→1/40→1/50→1/60のように小さくします。
(分数なので、分母が大きいほど値が小さくなります。)
このときカメラの表示は分母だけなので、
→40→50→60のように表示されます。
まとめ
シャッタースピードは、露出を決める要素のひとつです。
シャッタースピードだけで露出が決まるわけではなく、
他の要素と関わり合って露出は決まります。
シャッタースピードについて↓の図のようにまとめることができます。
シャッタースピードが遅いほど、、
写真は明るく、ぶれやすくなる。
シャッタースピードが速いほど、、
写真は暗く、止まりやすくなる。
ちなみにあくまでも目安ですが、
止まっているものを撮るときは手ブレを考慮して、1/100秒くらい、
歩いている人であれば、1/300秒くらい、
走ってる人であれば、1/640秒くらい、
にするとぶれずに撮影できます。
このように、
ぶれずに撮るためには、動く速さにあわせてシャッタースピードを速くします。
ここまで読んでいただきありがとうございました。